オーラルデント

子どもの自転車保険と加入率

 

子どもが起こした自転車事故の裁判で、高額な賠償金を請求される判決が出て注目を集めましたが、この事故が報道されたのを機に保険会社には自転車保険に関する問い合わせが殺到したようです。
問い合わせまではしなくても、我が家は子どもの自転車保険に加入していたか、もしくは加入している損害保険などに自転車事故の補償が付いているかなどを、慌てて確認したという人も少なくないのではないでしょうか。
日本サイクリング協会による調査では、日本国内での自転車の保有台数は7千万台から8千万台で、日常的に利用されているのはこのうち約3千万台ということです。これほど多くの自転車が走りまわっている現代ですから、やはり自転車の事故も後を絶ちません。
子どもでも小学生位になれば相当なスピードを出すことができます。実際に子どもが関わる交通事故の多くは自転車によるもので、自転車事故では怪我の程度も重くなりがちです。また相手がいた場合、報道されたケースのように、相手の怪我の治療や通院費、生活の保障など、多額の賠償金を請求される可能性があります。
それではいったい自転車保険の加入率はどれくらいなのでしょうか。
実は同協会によると自転車保険の加入率は10%に満たないということです。自転車の数に対して、自転車保険の加入率はまだまだ低いようです。
先日報道された自転車事故をきっかけに、特約や付帯ではなく単独の自転車保険が注目を集めているようですから、今後は自転車保険の加入率が上昇していくかもしれません。